MAKKARI Rollmodel No.2 Fさんご夫婦

ご主人「こちらに来る前は関西で会社勤めをしていたのですが、定年を迎えるにあたりどこか新天地で生活したいと思っていました。南に行くか北に行くか迷ったんですが、妻と息子が以前から北海道を旅してまして…」

奥様「北海道が好きで、毎年のようにレンタカーで旅行していたんです。いつか北海道に住むことができたらいいなあと思っていて、なかでもこの羊蹄山周辺が一番印象がよかったので、移住先として夫に提案しました」

ご主人「私は初めての北海道だったのですが、羊蹄山麓の各地を廻って、真狩役場に入ったところ、すぐに職員の方が私たち家族に気づいて『どうかなさいましたか？』と声をかけてくれてたんです。その印象がすごく良かったんです」

奥様「そのときに移住に関していろいろご相談したんですが、親切に対応して頂いて、この場所の案内を受けました。ご近所の人が気さくに声をかけてくれたりして、村内の雰囲気も大変良かったので、ここに移住することを決めました」

ご主人「村内には診療所、店舗、銀行、郵便局、ネット環境など、生活に必要なインフラも揃っていましたので、その点での不安もありませんでした」

ご主人「村有地を購入したのですが、住宅建築後の補助（村内で使用できる商品券）があり、ありがたかったです」

奥様「ひと区画の敷地面積にゆとりがあって、都会ではとても得ることのできない環境を手に入れることができました」

 

奥様「例えばこの一面の銀世界、村の方にとっては見慣れた風景でしょうけど、私たち家族にしたら『ここはいったいどこの国？まるでヨーロッパのファンタジー映画の中にいるよう』って、とにかく四季の景色を見てそのひとつひとつが感動なんです」
 
ご主人「私の部屋から見える山々は、アルプスの山並みのようですよ。また、細川たかしさんの像がある河川敷の公園はとてもよく整備されていて散歩していてもとても気持ちがいいですね。とにかく余計な喧噪がなく、ゆっくりとした時間がこの真狩には流れているようです」
 
奥様「都会で暮らしていたので『自然しかない』というのでは私たちにとって辛くて、時にはカフェにも行きたいし、おいしいケーキやパンも食べたいとも思うんです。真狩はうれしいことにその欲求を満たすこともできるし、周辺町村にはリゾートエリアもあるので、サービスの行き届いたレストランで食事することもできます」

ご主人「特にないですねえ。例えば大きな医療機関があったらそれは良いでしょうけど、現実的ではありませんし。真狩はできれば大きく変わることなく、このままでいてほしいですね」
 
奥様「若い人が他から来て定住してくれる環境であればいいなとは思いますね。それには安定した仕事環境の問題とか関わってくるので、周辺町村と一緒に考える問題でもあるんでしょうけど」